FSMS Consulting Office LLC

築40年超の工場が“改築ゼロ”でFSSC22000を取得!
“昔ながら”を活かす逆転発想。現場に寄り添った改善で、認証取得まで約2年半
「うちは古い工場だから無理」を覆した事例
課題
-
築年数が高く、衛生設計面でFSSC22000認証取得が困難と見られていた
-
古くからの独自管理手法が存在し、規格との整合に不安があった
-
加工場にトイレがあり、衛生面の課題から使用中止になっていた
-
HACCPの導入がなく、FSSC22000の土台が整っていなかった
解決策
-
現場の意見を尊重しながら、過剰な管理の見直しと不足部分の改善をバランスよく実施
-
トイレの再活用を提案。靴の履き替え・白衣脱着スペースの設置で衛生的な動線を確保
-
管理職向けに工場内で内部監査員研修を実施し、現場全体の理解と意識を醸成
-
HACCP未導入の状態から段階的に仕組みを構築し、FSSC22000に適合する運用体制を整備
結果
-
工場改築ゼロでFSSC22000認証を約2年半で取得
-
衛生レベルを維持しながら従業員の利便性も向上
-
内部監査体制が整い、自走できる運用力を獲得
-
取引先から高い評価を得て、受注の増加
-
認証機関から「よく運用できている」との評価を継続して獲得
詳細ストーリー
ある日、築40年を超える工場のご担当者から、「FSSC22000を取得できるだろうか?」という相談を受けました。現場には、昔から受け継がれた独自の管理方法や、現場にある“使われていないトイレ”など、現代の衛生基準とのギャップがいくつもありました。
最初は不安の声も多くありましたが、現場の声を丁寧に拾いながら、改善点を一つひとつ積み上げていきました。特にトイレの再活用では、「使うべき」との逆転発想をご提案。新たな動線の設計によって、利便性と衛生面の両立を実現しました。
HACCPの土台がなかったため、基礎からの構築となりましたが、管理職の皆さまが積極的に内部監査研修に参加され、全社的な理解が深まりました。そして約2年半後、ついにFSSC22000認証を取得。現在も、認証機関から「運用レベルが高い」とのお墨付きを得ています。